当院のデジタル化|大分市古ヶ鶴で歯科をお探しの方はファミリー歯科クリニックまで

歯科医療における
デジタル化の現状

スマホが発売されたとき、パソコンに詳しい人にしか売れないだろうと思っていました。しかし今ではほとんどの人がスマホを持ち、使いこなしています。電話だけではなく、写真、SNS、支払い、様々な機能を使用し、生活を快適にしています。

歯科医療にもそのような波がきています。
例えば、10年前は歯の写真(レントゲン)の現像には現像液を使用し、現像時間も光に当てないよう注意しながら数分もかかりました。今では、現像液など使用せずデジタルにて数秒でレントゲン写真がパソコン上に映し出されます。また総合病院などに依頼していたCTの撮影も、個人の歯科医院でも撮影が可能になりインプラントだけではなく、一般治療にも大きく貢献しています。

また近年、精度が上がった口腔内スキャナーなど歯科診療におけるデジタル化がさらに加速しています。
当院ではデジタル化を進めることにより、治療精度の向上、治療回数の減少、治療費用の抑制、患者さんの治療に対する満足度の向上、それらにより他院とは違った患者さんのQOLの向上が実現できると確信しております。

当院における
デジタル化のビジョン

当クリニックは、患者さんをお待たせする時間の短縮、患者さんのQOLと満足度の向上という面において、デジタル化を進めることにより、社会に貢献できることはないかと日々考えております。

受付ではマイナンバーリーダーの導入により患者さんの保険証確認の簡素化、正確性が得られ、他院での投薬記録も共有可能になり、安全な治療の実現が可能です。また非接触決済を導入しており、治療以外はなるべく非接触になるような措置を講じております。

治療においては、口腔内スキャナーというデジタル機器を導入することにより、患者さんの型どり時の不快感の軽減、型どりの時間短縮、歯型の精度向上、および模型を作製する際の材料、廃棄物の大幅な削減が期待できます。

今後は、歯型を取ったり被せ物を作製する工程をデジタル化し、今まで歯科医師や歯科技工士の目に依存していた歯の色合わせを客観的にデータ化することによって、治療効率を向上させ、患者さんのQOLと満足度のさらなる向上を図っていきたいと考えております。

当院においてデジタル化を
実現するための方策

まず患者さんの治療を行う過程で、デジタル化を進めるにあたり、自院完結のCAD/CAMシステムの導入を考えております。

従来、型どりではアルジネートやシリコーンという印象材を用いて行っていますが、流動性があるため誤飲・誤嚥のリスクが少なからずあります。また型どりして歯型模型を作った後、印象材は破棄するしかありません。
さらに、型をとる技術も必要であるため、術者により少なからず技術の差が生じます。

歯型模型の作成後は、歯科技工士が銀歯を作製していきますが、模型の石膏などの廃棄物が発生し、歯科技工士の技術面の差などによるエラーで作り直しが多少ならずとも起こります。

CAD/CAMシステムを導入することにより、精密・正確・時間短縮・リスク低減・人為的ミスの低下・歯型の保存性などのメリット以外にも数多くのメリットがあります。使用材料の廃棄量の削減につながり、さらには、患者さんだけではなく、歯科技工士の就業環境や地球環境にも大きく貢献できると考えております。

組織体制

当クリニックのデジタル化推進にあたり、CAD/CAMシステムの導入後、診療を円滑に進めるため役割分担を考えています。光学印象にて獲得した患者さんのデータはデジタル情報管理し、補綴物設計などを含めた総合最高責任者として当クリニックの院⻑が担当します。また、補綴物制作責任者として⻭科衛生士リーダー、補綴物管理並びにCAD/CAMシステムのメンテナス責任者として⻭科助手リーダーが担当いたします。

またデジタルデーターを基に、難症例におけるアドバイスを依頼できる ⻭科技工所とも常に連携が取れるようにいたします。

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